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Acth非依存性大結節性副腎皮質過形成に対し腹腔鏡下片側副腎摘除を行った2例 第73巻02号0460頁
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Copyright Year | 2012 |
| Abstract | 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)非依存性大結節性 副腎皮質過形成(AIMAH)は,両側副腎皮質の結節性 過形成を認め,クッシング症候群(CS)あるいはプレ クリニカルクッシング症候群(PC)を呈する副腎疾患 である . 従来は両側副腎摘出が行われ,術後生涯にわたるス テロイド補充を要したが,近年片側摘除の経験が報告 されるようになった.今回われわれはAIMAHに対 し,腹腔鏡下に片側副腎摘除を行い良好な経過を得た 2例を経験したので報告する. 症 例 症例 1:51歳,男性. 主訴:鼻出血. 既往歴・家族歴:特記事項なし. 現病歴:41歳から高血圧に対し加療を受けていた が,50歳より自己中断.頭痛,鼻出血で他院に救急搬 送された.血圧は242/142mmHgと著明な上昇を認め, 降圧剤治療が再開されたが,収縮期血圧が度々200 mmHgを超え精査目的紹介となった. 来院時現症:161.2cm,71.2kg,BMI27.4kg/m. 血圧は168/102mmHg,CSを疑わせる身体所見は認め なかった. 検査所見(Table 1):白血球増多,脂質,糖代謝の軽 度の異常を認めたが,電解質の異常はなし.尿中17OHCSの上昇を認めた.内分泌検査の結果,Cortisol, ACTHの日内変動は消失しており,1mg,8mgのデ キサメサゾン抑制試験にて抑制を認めなかった.画像 所見では,両側副腎の結節性腫大, Iアドステロー ルシンチで両側副腎に高度集積を認めた. 以上よりPCを伴うAIMAHと診断,優位側の右側 副腎を腹腔鏡下に摘除した. 病理所見:摘出副腎は結節性に腫大しており8.8× 4.7cm大(Fig.1a),組織学的には皮質の大小不同な結 節性の過形成を認めた. 術後経過:術後70カ月経過し,術前と同様の生活が 可能で,アゼルニジピン16mg,アテノロール50mg,ニ フェジピン40mg,ドキサゾシン1mg/日の投与により 血圧は124/80mmHgと安定している.残存左副腎は術 前より大きさ・形状に著変を認めず(Fig.1b,c).ま |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| Alternate Webpage(s) | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsa/73/2/73_460/_pdf |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |