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Strain Control of Nd 0.5 Sr 0.5 MnO 3 Thin Films Using Sr 3 Al 2 O 6 Buffer layers
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Hikita, Yasuyuki |
| Copyright Year | 2013 |
| Abstract | ペロブスカイト酸化物に見られる高温超伝導、電荷・軌道秩序などの豊富な物性は、わずかな 格子歪みによって大きくその物性が変化する。単結晶薄膜の格子歪みを調べる手法として、エピ タキシャル薄膜と単結晶基板の間に格子定数を緩和させるバッファ層を導入する手法が広く用い られている。通常バッファ層には基板、薄膜と同じ結晶構造の物質を用い、その膜厚[1]や化学組 成[2]を変調することで所望の面内格子歪みを実現するが、制御可能な格子歪みの大きさはバッフ ァ層が比較的強固な構造を有していることから制限されていた。 今回我々は、Sr3Al2O6 (cubic, a = 1.5844 nm, Pa-3)という非ペロブスカイト酸化物をバッファ層と して用いることで、ペロブスカイト酸化物薄膜の格子歪みの変調を試みた。Sr3Al2O6 は、規則的 に配列した大きな[Al6O18] アニオン・クラスターの空隙に Srが配置された構造を示し、稠密充 填された構造よりも柔らかい性質を示す。単結晶基板に SrTiO3 {100}、バッファ層に Sr3Al2O6、エ ピタキシャル薄膜として Nd0.5Sr0.5MnO3 (NSMO)をパルスレーザ堆積法により成長させた。NSMO はその強い電子-格子相互作用のため、~150 K以下の温度で電荷・軌道秩序状態を形成するため、 格子歪みの効果を調べる上で適している。Sr3Al2O6バッファ層の膜厚を変化させた NSMO 薄膜を 作製したところ、NSMO の格子定数を STO{100}に一致した値からバルク値まで系統的に変調す ることに成功した。発表では、格子定数の変化に伴う NSMOの物性について議論する。 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| Alternate Webpage(s) | https://confit.atlas.jp/guide/event-img/jsap2013s/27p-F2-9/public/pdf?type=in |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |