Loading...
Please wait, while we are loading the content...
Similar Documents
Studies of the Mode of Infection of Rickettsia orientalis (Ozeki Strain) in Ehrlich Ascites Tumor Cells
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Aikawa, Kiyoshi |
| Copyright Year | 1959 |
| Abstract | Rickettsiaは 大 きさや進化過程 におい て細菌 とVirus の 中間 に位 す るもの といわれ てい るが両者を直接 結びつ け る実験的 証明 は未 だなされていない。Rickettsiaの 形 態 は多形性で一般 には桿 菌あ るいは双 球菌様の形 をとる が宿主細胞 に よつて差があ り,Desmet膜 細胞内で はや や 大 きく1),飯 田ら2)はL細 胞 内では線状 をな しHela 細胞内 では球形 をとることが多い ことを指摘 してい る。 Rickettsiaの 増 殖は偏 性細胞内寄生性 で純培 養は不可能 であ る。その増殖過程 の追 求 もGilford&Price3)は モ ル モ ッ トの睾丸莢膜 の 細片にRickettsiaが 吸着 され る こ とを認め,Bozemanら4)は 細 胞内へ15分 後 に侵入す る 事 実 を認め てい るにす ぎない。Rickettsiaの 宿主細胞 に 対す る感染,あ るいは共生の実体 は未だ ほ とん ど明 らか で ないが,恙 虫な どの節足動物 の体内で は病原性 を示 さ ず に共生の形 をとるのが通常で,む しろ脊椎動物 は被 害 者 とい うべ きであ ろ う。 この ようなRickettsiaの,あ る 宿 主にお ける寄生相 と他 の宿主 との共生相 を究明す るこ とに よ りRickettsiaの みな らず他 の微生物 の宿 主への寄 生 状態の進化や,微 生物病 の疫 学的 進化の解明が なされ ることが期待 され る。 われわ れ5)6)は昨 年Amberlite XE 64 (mix 1A)を 用 い てRickettsiaの 純化を 試みほぼ満足すべ き 結果 を得 たので,こ の純化RickettsiaとEhrlich腹 水癌細胞 と の 組合わせで宿主,寄 生体の 関係 におけ る病原性 な らび に潜 在性の問題 や,Rickettsiaの 細胞感染の実体 と増殖 過程,Rickettsiaの 真の生 物学的諸性状 な どを解明 しよ うとして次の実験 をおこ ない,興 味ある現 象 を捕捉 した ので報告す る。 |
| Starting Page | 306 |
| Ending Page | 315 |
| Page Count | 10 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| DOI | 10.1265/jjh.14.306 |
| Volume Number | 14 |
| Alternate Webpage(s) | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjh1946/14/3/14_3_306/_pdf |
| Alternate Webpage(s) | https://doi.org/10.1265/jjh.14.306 |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |
