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Current Topics and Future Issues in Parasitic Food Poisoning in Japan
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Abe, Niichiro |
| Copyright Year | 2014 |
| Abstract | これまで原因不明とされた食中毒有症事例の原因とし て,ヒラメに寄生する新種の粘液胞子虫Kudoa septempunctataと馬肉に寄生する住肉胞子虫Sarcocystis fayeri が同定され21, 23,2011年6月に厚生労働省は,両寄生虫 に起因すると考えられる有症事例が報告された際には食 中毒事例として取扱うことを各自治体に通知した.しか し,ヒラメ以外にマグロが原因食品として疑われる事例 もすでに発生していたが,その残品などにはK. septempunctataとは形態学的,遺伝学的に異なる粘液胞子虫の 存在が確認されていた41.一方,S. fayeriの遺伝学的特 徴はそのシーケンス(遺伝子の塩基配列)が公開されな いこともあり,一部の情報を除いてほとんど明らかでは なったが32,最近公開されたシーケンスデータを基に系 統樹解析を行うと馬肉にはS. fayeri以外の住肉胞子虫も 寄生しているのではないかという興味深い結果が得られ た.本稿では,マグロに寄生する粘液胞子虫の新知見と 住肉胞子虫の遺伝子解析から見えてきた検査などの問題 点および最近国内で発生したアジア条虫症49について 概説する. |
| Starting Page | 129 |
| Ending Page | 137 |
| Page Count | 9 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| DOI | 10.5803/jsfm.31.129 |
| Volume Number | 31 |
| Alternate Webpage(s) | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsfm/31/3/31_129/_pdf |
| Alternate Webpage(s) | https://doi.org/10.5803/jsfm.31.129 |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |