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Tornado Damage and Damage Assessment of Houses
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Uematsu, Yasushi Okuda, Yasuo |
| Copyright Year | 2008 |
| Abstract | 1. はじめに の強風災害や竜巻などの突風災害にそのまま適用 すると,被害の実態を反映しないことがしばしば 指摘されている 。地震時と強風時では建物に作 用する力の流れ(ロードパス)は大きく異なるため (Fig.1),被害の様相も大きく異なるからである。 そこで,近年の台風や竜巻等突風による建物被害 の実態調査結果に基づき,突風も含めた風災害に 適合する被害認定基準を提案する。 2004 年 6 月 27 日佐賀市の竜巻災害(F2,負傷者 15 名),2005 年 12 月 25 日羽越線特急「いなほ 14 号」の突風による脱線事故(死者 4 名,負傷者 33 名),2006 年 9 月 17 日延岡市の竜巻災害(F2,死 者 3 名,負傷者 143 名),同年 11 月 7 日北海道佐 呂間町の竜巻災害(F3,死者 9 名,負傷者 31 名) など,近年竜巻等突風による災害が頻発している。 これらの被害については,日本風工学会・風災害 研究会を始めとする様々な団体が詳細な調査を行 っている(例えば,参考文献 1~3)。この中で,過 去最悪の人的被害を引き起こした佐呂間町の竜巻 災害については,筆者らは 2007 年 1 月と 2008 年 1 月の 2 回にわたり住民を対象としたアンケート 調査を実施した。第 1 回目は,竜巻発生時の様子, 建物被害および人的被害の実態と要因,ライフラ インの被害など,竜巻および竜巻災害の実態を把 握することに主眼を置いた 。一方,第 2 回目は 「予防・減災」,「事前準備」,「応急対応」, 「復旧・復興」という 4 つのフェーズにおける住 民の対応を中心とした調査であった。ここでは, これら 2 回のアンケート調査から明らかになった 竜巻災害の実態と特徴について述べる。 自然災害に対する建物被害の認定は,一般に内 閣府が定める被害認定基準 に基づいて為され, 判定結果は市町村が発行する「り災証明書」に用 いられる。この認定基準は主として地震災害に主 眼をおいて作成されたものであるため,台風など (a)地震力 |
| Starting Page | 99 |
| Ending Page | 102 |
| Page Count | 4 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| DOI | 10.5359/jawe.2008.99 |
| Volume Number | 2008 |
| Alternate Webpage(s) | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaweam/2008/0/2008_0_99/_pdf |
| Alternate Webpage(s) | https://doi.org/10.5359/jawe.2008.99 |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |