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高純度化技術によるオーステナイト系ステンレス鋼の過不働態腐食の評価--Fe-18Cr-14Ni合金腐食挙動に及ぼす種々の不純物元素の影響
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | 正己, 黛. 丈児, 太田 謙司, 加古 |
| Copyright Year | 2000 |
| Abstract | 各種不純物を単独添加したFe-18Cr-14Ni合金(以下不純物添加合金)の13N硝酸中で の腐食挙動を検討し、以下の結果を得た。 1.粒界腐食 304ELC鋼には平均深さ19μmの連続的な粒界腐食が発生したが、不純物添加合金の 場合、各不純物を0.01%まで添加しても粒界腐食は認められなかった。また不純物含有 量を304ELC鋼以上に十分に高めた0.04%Pおよび0.05%C添加合金には粒界腐食が発生し たが、その腐食深さは平均6μmであり不純物単独添加の影響は小さかった(図1(a))。 2.腐食速度 不純物添加合金の腐食速度は、高純度Fe-18Cr-14Ni合金の最大1.3倍であり、比較材の 304ELC鋼よりは小さく、腐食速度に対する不純物単独添加の影響は小さかった(図1(b))。 3.溶接熱影響模擬熱処理を行った場合の各種不純物の影響 溶接熱影響を模擬した熱処理を行うと不純物添加合金に粒界腐食が発生し、腐食速度 は増加する傾向を示した。しかし0.05%C添加の場合を除き、粒界腐食深さ、腐食速度 ともに304ELC鋼の1/2以下であり溶接熱影響模擬熱処理後も不純物単独添加の影響は小 さかった(図 2 )。また、FE-TEMによる粒界元素分析の結果、0.05%C添加の影響はCr 欠乏層の生成に基づくことを確認した。 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| Alternate Webpage(s) | https://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/leaflet/T99067.pdf |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |
