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Allozyme Expression in Hybrids between Diploid and Tetraploid Races of Spinous Loach, Cobitis biwae and Loach, Misgurnus anguillicaudatus
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Arai, Katsutoshi Tanaka, Atsushi Kusunoki, Tadao Suzuki, Ryo |
| Copyright Year | 1994 |
| Abstract | Allozyme expression in PGM *, IDHP-2 *, LDH-1*, and AAT-1 * enzyme-coding loci was electrophoretically examined in hybrids between diploid and tetraploid races of spinous loath, Cobitis biwae and in intergeneric hybrids between the two races of spinous loath and common diploid loath, Misgurnus anguillicaudatus. The interracial hybrids showed asymmetrical expression of allelic products, indicative of heterozygous triploid genotypes including two alleles of the tetraploid race and one allele of the diploid race at the diagnostic loci. The intergeneric hybrids between tetraploid spinous loath and common diploid loath also exhibited similar electrophoretic phenotypes demonstrating triploid hybrid nature. On the other hand, those between diploid spinous loath and loath had phenotypes showing equal expression of two different alleles and were confirmed as diploid hybrids. ドジ ョウ科で は倍数性の種族あるいは個体 が同一種 内に認め られ る例 が報告 され ている1-6)。この ような 自然倍数体の遺伝学的特性の解明は倍数体育種 の基礎 知 見 を集積 す る上 で意 義 が あ る。 シ マ ドジ ョ ウ, Cobitis biwaeに は異所的 な分布 を示す小型,大 型種族 が あ り7),前 者の 染色体 数 は48で あ るが,後 者 は染 色体数96を 示 すこ とが報告 されている1-5)。最近,小 型種族 の卵 を紫外線照射 によ り遺伝的 に不活性化 した 精子 で受精 し,人 為雌性発生 を誘起 した場合,生 じる 仔魚 はすべ て半数体症候群 を示 し,摂 餌 前 に死 亡する が,大 型種族の卵か ら雌性発生 を誘起 した場合,生 存 性 の二倍体子 孫が生 じることが判明 した8)。この こと は小 型種 族 は2セ ッ トの染色体 を もつ二倍 体で ある が,大 型種族 は4セ ッ トの染色体 をもつ真の四倍体 で あることを示す。 シマ ドジ ョウ小型 ・大型種 族が各 々 遺伝的二倍性,四 倍性 とす ると,こ れ らの種族間交雑 あるいは二倍体の ドジ ョウの属間交雑の結果は,染 色 体構成 の上か ら三倍体 となることが予想 される。 シマ ドジ ョ ウ 種 族 間7,9)お よ び ドジョ ウ,Misgurnus anguillicaudatus―シマ ドジ ョウ間10-12)の交雑 につ い ては報告が あ り,種 族間交雑 は対照 と同様の高い生存 性 を示す こ と,属 間交雑で は生存能力の低下が見 られ 受 領 日:1994(H6)年6月17日 索 引 語:シ マ ドジ ョウ/ド ジ ョウ/雑 種/倍 数体 連 絡 先:〒724東 広 島市鏡山1丁 目4-4広 島大学生物生産学部 荒井克俊 Address : K. ARAI, Faculty of Applied Biological Science, Hiroshima University, 4-4, 1-chome, Kagamiyama Higashi-hiroshima, 724, Japan 586 荒 井 克 俊 ・他(1994) るこ とが報告 されてい る。 しか し,こ れ ら既報 におい ては,遺 伝学的手法 を用いた雑種性 お よび倍 数性 の確 認 は成 されて いない。人工交雑では,雌 性発 生,倍 数 化,異 数化 が生 じる例が多 く見 られ るので13),雑 種 の遺伝形質の調査 は重要 な課題 と考え られる。 この様 な観 点 よ り,Kusunoki et al. 14)は上記 の組 合せ の雑種 について細胞遺伝学的観察 を行い,い ずれの雑種 も, 両親種 由来 の染色体 を受 け入れてい る典型的な雑種 で あるこ と,四 倍体種族の雑種子孫 は核型上,四 倍体種 族の染色体 を2組,二 倍体種(族)の 染色体 を1組 も つ異 質三倍体 であるこ とを明 らか に した。 しか しなが ら,生 化学 的遺伝指標 を用 いた雑種の遺伝形質発現 に ついての検討 は成 されてい ない。 本研究 では,種 族 間,属 間交雑子孫の複数遺伝子座 におけるアロザイム発現 を調べ,交 雑子孫の雑種性 と 倍数性 の検討 を行 った。 |
| Starting Page | 585 |
| Ending Page | 591 |
| Page Count | 7 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| DOI | 10.11233/aquaculturesci1953.42.585 |
| Volume Number | 42 |
| Alternate Webpage(s) | https://www.jstage.jst.go.jp/article/aquaculturesci1953/42/4/42_4_585/_pdf |
| Alternate Webpage(s) | https://doi.org/10.11233/aquaculturesci1953.42.585 |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |
