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Layer-by-Layer Assembly of YVO 4 :Eu 3+ Nanoparticles and Layered Double Hydroxide Nanosheets
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Onishi, Wataru |
| Copyright Year | 2014 |
| Abstract | 【目的】層状複水酸化物(LDH)は正に帯電した水酸化物シー トを持ち、剥離により得られたナノシートは負に帯電した粒 子と静電的に複合化することができる。本研究では、負に帯 電した石英ガラス基板上に、正に帯電したMg–Al系 LDHナ ノシートと、クエン酸イオンの吸着により負に帯電した YVO4:Eu 蛍光ナノ粒子を交互に積層させ複合膜を作製し、 積層回数と蛍光強度との関係を検討した。 【実験方法】NaNO3水溶液の pH を NaOH 水溶液により 10 に調整しながら Mg(NO3)2および Al(NO3)3の混合水溶液を滴 下し、Arガスでバブリング後、室温で 24 h撹拌した。撹拌 後、遠心分離し 50 °Cで送風乾燥しMg–Al 系 LDHを作製し た。これをホルムアミドに浸漬させ超音波処理を施し、剥離 した LDH ナノシート分散液を得た。この分散液に石英ガラ ス基板を垂直に立てて浸漬させ、基板両面上に LDH ナノシ ートを吸着させた。次に、クエン酸塩前駆体を用いた液相合 成により作製したYVO4:Eu ナノ粒子分散液に基板を垂直に 立てて浸漬させた。この浸漬操作を計 10 回繰り返すことに より複合膜を作製した。 【結果および考察】作製した LDH試料の XRDピークはMg– Al系 LDHに帰属され、(003)面のピークより計算した基底間 隔は 0.78 nmであった。また、動的光散乱法より測定した平 均粒子径の変化から LDH をホルムアミドに浸漬させること で平均粒子径が減少し、その後一定値に収束した。AFM 像 には厚さ 0.88 nmのシート状粒子が観察された。この厚さは XRD より計算した基底間隔に近いことから、LDH は単層に 剥離されたことが示唆される。 Fig. 1 に示すように、基板を LDH ナノシート分散液と YVO4:Eu ナノ粒子分散液に交互に浸漬させることで、紫外 域に VO4 の O→V電荷移動遷移による吸収が観測された。 また、Fig. 2 に示すように波長 270 nm の紫外光励起により Eu の f–f遷移の赤色蛍光が観測された。Fig. 3に示すように、 複合膜の吸光度から基板の吸光度を差し引いた波長 270 nm の正味の吸光度は積層回数に対して比例して上昇した。同様 に、Fig. 4に示すように複合膜の蛍光強度から基板の蛍光強 度を差し引いた波長 620 nmの正味の蛍光強度は積層回数に 対して比例して上昇した。これより、一定量の LDH ナノシ ートと YVO4:Eu ナノ粒子が交互に積層したと考えられる。 200 400 600 800 0 0.02 0.04 0.06 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| Alternate Webpage(s) | https://confit.atlas.jp/guide/event-img/jsap2014a/20a-A26-7/public/pdf?type=in |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |