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Electric Breakdown of Heat-Resistive Polyparabanic Acid Films
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Miyairi, Keiichi Tanak, Takashi |
| Copyright Year | 1992 |
| Abstract | 近 年,合 成 技術 の発 展 によ り優 れ た機 能 を有 す る 種々 の高分子物質が出現 している。合成高分子 は従来 よ り電気絶縁材料 として広 く利用 され,そ の性能は高 く評価 されている。例 えば,宇 宙飛行体 にお ける電気 部品の ように,極 限状態 において使用 されて いる材料 として炭素繊維強化 プラスチ ックや芳香族 ポ リア ミド 繊維強化 プラスチ ックな どの新素材 をは じめ,多 岐 に わた る有機高分子材料 が使用 され ている。 また,表 面 材料 として重 要 となる熱制御 材料 として は フッ素樹 脂,ポ リイ ミドな どの有機高分子材料が主流 として考 えられ,そ の耐宇宙環境性 が検 討 され ている(1)。この ような状況下での電気絶縁性能の低下 については,ま だ検討が十分ではな く,材 料の高性能化 および新素材 の開発 を進 め るうえで絶縁破壊特性 を明 らか にするこ とは重要な課題 の一つ と考 え られ る。高分子材料の絶 縁破壊 に関 しては従来 よ り検討 はされ ているが,定 量 的な関係,す なわち電気伝導特性,あ るいは誘電特性 との関係についてはあ まり明 らか にされ ていない。 こ れ らの関係 が明 らかになれば材料 の改良,あ るいは開 発 に対 して より有効 とな り大変有意義 である。 本研 究では,こ の ような観点か ら耐熱性材料 の高温 での絶縁破壊特性 を明 らかにす るこ とを目的 とし,材 料 としてはポ リパ ラバ ン酸樹脂 を取上 げた。ポ リパラ バ ン酸樹脂(以 後,PPAと 略 記)は ポ リイ ミドに次 ぐ耐熱性 を有 し,電 気絶縁性の優れた安価な樹脂であ ることか らフィルム,ワ ニ ス,成 型品 などの用途 に広 く利用 され ている。PPAフ ィル ムは ポ リイ ミドフィ ルムに比 べ,そ の製造工程が単純かつ低 コス トという 利点がある。 PPAフ ィルムのパルス電圧 に よる絶縁破 壊 に関 し ては 吉村 らの発表 があ り,20~50°C まで は電子なだれ 過 程 が,150°C 以 上 で は熱 的過 程 が 提 案 され てい る(2)。しか しなが ら,電 気伝導特性 との関連 は もちろ ん,定 量的な検討 は十分 なされている とはいい難い。 そ こで,著 者 らはPPAフ ィル ムについて分子構造, 電圧 波形(直 流 電圧,パ ル ス電 圧:30~300μs),温 度 に対す る絶縁破壊特性 の変化 な どについて調べ,電 気伝導 との関連 について定量 的に考察 した。 |
| Starting Page | 874 |
| Ending Page | 879 |
| Page Count | 6 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| DOI | 10.1541/ieejfms1990.112.10_874 |
| Alternate Webpage(s) | https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejfms1990/112/10/112_10_874/_pdf |
| Alternate Webpage(s) | https://doi.org/10.1541/ieejfms1990.112.10_874 |
| Volume Number | 112 |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |