Loading...
Please wait, while we are loading the content...
Similar Documents
Random lasing in a diamond nanoparticle film
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Niyuki, Ryo |
| Copyright Year | 2013 |
| Abstract | [はじめに] 近年、波長オーダーの不規則な屈折率分布をもつランダム構造では、光の多重散乱と その干渉効果により光局在現象が誘起され、これに起因したレーザー発振等の非線形現象[1]や、 その制御に関する研究が盛んに報告されている[2]。このランダム構造は、従来の周期性や対称性 を持つ共振器構造とは異なり、ナノ粒子の凝集や表面のラフネスを利用することで簡単に作製で きるという利点を持つ。そこで我々は、近年、殺菌・浄水、医療分野、高密度記録、高演色性白 色光源など幅広い分野での応用が期待されている深紫外レーザー光源の材料としてダイヤモンド ナノ粒子に着目した。本発表では、ダイヤモンドナノ粒子フィルム中の発光特性の測定を試み、 紫外域での非線形発光挙動を確認した結果について報告する。 [実験] ダイヤモンドナノ粒子(中心粒径 25, 250, 310, 500 nm)分散溶液を、基板上に滴下・乾燥 させたものを試料として用いた。LD パルスレーザー(355 nm、1 kHz、100 ps)を共焦点顕微鏡に導 入し、対物レンズ(×100、NA = 0.9)で顕微鏡上のピエゾステージに固定した試料上に集光し、任意 の位置における発光スペクトルと発光強度の励起光強度依存性を測定した。 [結果と考察] Fig.1(a)は作製したダイヤモンドナノ粒子フィルムにおける発光スペクトルを示し ている。励起光強度の増大に伴い、離散的なピークが現れているのが確認できる。また、Fig.1(b) は励起光強度の変化に対する Fig.1(a)の発光強度をプロットしたものであり、その結果からしきい 値が 2.5Mw/cmである非線形な振る舞いが確認できる。この結果は、今まで報告のない紫外域で の非線形な発光挙動を確認したものであり、ダイヤモンドナノ粒子フィルムを用いたランダムレ ーザー発振の可能性を示唆している。 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| Alternate Webpage(s) | https://confit.atlas.jp/guide/event-img/jsap2013a/19p-C14-4/public/pdf?type=in |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |