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Behaviors of Phase-Only Correlation Functions with Stochastic Phase Spectrum Differences for Real Signals
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Kamamata, Masayuki |
| Copyright Year | 2012 |
| Abstract | 位相限定相関 (POC: Phase-Only Correlation)関数 は,2つの信号の類似度を評価する関数として画像 マッチング [1, 2]や古いフィルム映像の位置ずれ補正 [3],生体認証アルゴリズム [4],周期性をもつ DNA 配列の探索 [5]など,幅広い分野に応用されてきた. POC関数は,2つの信号の位相スペクトルが等しけ ればデルタ関数になることが知られている. しかし,実際の信号マッチングにおいて,2つの信 号の位相スペクトルが完全に等しくなることはほと んど起こりえない.したがって,位相スペクトルが 等しいならば POC関数がデルタ関数になるという 性質は,実際の信号マッチングには用いることがで きない.そのため,位相スペクトルが等しくない場 合の POC関数の性質について理論的に明らかにし なければならない. 著者らのグループは,複素信号の位相スペクトル の差の確率的変動に対する POC関数の挙動を統計 的に解析した [6].しかし,我々が信号処理でおもに とりあつかう音声信号や画像信号は複素信号ではな く実信号であるため,実信号の POC関数について も位相スペクトルの差の確率的変動に対する挙動を 明らかにしなければならない. 本論文では,2つの実信号の位相スペクトルの差 の確率的変動に対する POC関数の挙動を統計的に 解析する.POC関数を位相スペクトルの差で表し, 位相スペクトルの差を確率変数と仮定する.そして, POC関数の期待値と分散を理論的に導出することに より,位相スペクトルの差の確率的な変化に対する POC関数の挙動を解析する.位相スペクトルの差の 増加にともない,POC関数のメインローブの高さの 期待値は減少し,分散は増加することを示す.その 結果,2つの信号の類似性を評価するためにPOC関 数を用いることが妥当であることが保証できる. |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| Alternate Webpage(s) | http://www.mk.ecei.tohoku.ac.jp/~yamaki/Publications/KWS2012-yamaki.pdf |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |