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Single-Molecule Detection of Antigen-Antibody Interaction by Resistive-Pulse Sensing of Latex Particles Using Submicron Pore
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Takakura, Tatsuki Yanagi, Itaru Goto, Yusuke Ishige, Yu Kohara, Yoshinobu |
| Copyright Year | 2016 |
| Abstract | 【はじめに】近年,高感度な抗原抗体反応測定法として,各種の光学的な単分子計測法が開発さ れている。また,表面に抗体を結合させたラテックス粒子の抗原抗体反応に起因する凝集体を, 抵抗パルス法で一つずつ計測する手法も発表されている[1]。後者は前者に比べて簡便であるが, 反応液中での粒子数を増やすことが困難な大粒径の粒子(φ2.8 μm)を用いており,粒子数が抗 原分子数より少ない条件で反応が行われているため,凝集体形成が単分子反応によるものとは言 い切れない。そこで,本研究ではより小粒径の粒子を用い,粒子数が抗原分子数よりも多い条件 におけるラテックス凝集反応を抵抗パルス測定することで,抗原抗体反応の単分子計測を試みた。 【方法】ヒトアルファフェトプロテイン(AFP)抗体が結合したラテックス粒子(φ290 nm)と AFP 溶液を混合し,反応液を抵抗パルス測定した。ポア(φ840 nm,長さ 825 nm)は,シリコン 酸化物・窒化物からなる薄膜に集束イオンビームにより微細加工したものを用いた。 【結果】図 1 にポアを通過するイオン電流の測定結果を示す。粒子体積に応じたイオン電流の減 少(抵抗パルス信号)が測定された。図 2 に抵抗パルス信号のヒストグラムを示す。未凝集の一 量体粒子と凝集体の信号強度分布が分離されていることが分かる。計測した粒子に占める凝集体 の割合を凝集率と定義し,反応液中のAFP濃度を変えながら凝集率を測定した結果を図 3に示す。 AFP 濃度の上昇に伴い,凝集率が増加していることが分かる。また,これらの実験条件ではラテ ックス粒子濃度(61 pmol/L)が AFP 濃度よりも大きいことから,単一の AFP 分子によって形成 された凝集体が支配的であると考えられる。本結果より,小粒径のラテックス粒子を抵抗パルス 測定することで,抗原抗体反応の単分子計測が可能であることを実証した。 |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| Alternate Webpage(s) | https://confit.atlas.jp/guide/event-img/jsap2016s/19p-W323-5/public/pdf?type=in |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |