Loading...
Please wait, while we are loading the content...
Similar Documents
Photoinduced Extended Drude response observed with ultrabroadband infrared time-domain spectroscopy in InSb
| Content Provider | Semantic Scholar |
|---|---|
| Author | Matsubara, Eiichi |
| Copyright Year | 2015 |
| Abstract | これまで半導体における高密度キャリアダイナミクスは、基礎・応用の両面から盛んに研究が行 われてきた。特にバンド端やプラズマ周波数近傍の光スペクトルは、キャリアの性質を強く反映す るため、フェムト秒レーザーをベースとした光源による時間分解分光で詳細に調べられてきた。し かし、多くの半導体のバンドギャップが位置する可視~近赤外は非線形波長変換で、弱励起の場合の プラズマ周波数が位置するテラヘルツ(遠赤外)領域はテラヘルツ時間領域分光にて測定できるも のの、中赤外領域は両手法でカバーしにくいため、遠赤外から中赤外に接続する領域の過渡光学応 答については、よく調べることができなかった。我々は空気を媒質とした赤外パルスの発生・検出 法にて、中空ファイバー圧縮法で生成した光強度 10 fs パルスを光源とすることにより、1−150 THz の範囲で時間領域分光によるコヒーレント電場計測を実現させた[1,2]。今回、我々はこのシステム をもちいてナローギャップ半導体 InSb における光励起過渡光学伝導度スペクトルを測定したので、 その結果について報告する。 励起パルスは時間幅約 35 fs、光子エネルギー1.55 eVのチタンサファイア再生増幅レーザー光の基 本波パルスである。Fig. 1 (a) は温度 77 K、励起密度 2 GW/cm、励起後数 ps における過渡光学伝導 スペクトルを示す。実線と点線はそれぞれ通常のドルーデモデルによる光学伝導度の実部 (σ1) と虚 部 (σ2) のフィッティング結果である。これより、実部・虚部とも概ねよくフィットできていること がわかる。励起密度を 8 GW/cmに増やしたところ、Fig. 1 (b) に示すように通常のドルーデモデル からは大きく逸脱したスペクトル形状をとることがわかった。 このずれを定量的に評価するために、それぞれ τ (散乱時間) と m*(有効質量) を表す σ2 ωσ1 と |
| File Format | PDF HTM / HTML |
| Alternate Webpage(s) | https://confit.atlas.jp/guide/event-img/jsap2015s/12a-A14-5/public/pdf?type=in |
| Language | English |
| Access Restriction | Open |
| Content Type | Text |
| Resource Type | Article |